プロパガンダ

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プロパガンダ

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880862682
  • NDC分類 361.46
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「PRの父」と呼ばれた広報・宣伝(プロパガンダ)の創始者エドワーズ・バーネイズが、その発想、技術、具体的手法を赤裸々に著した名著に、改稿を加え「新版」として再刊行。現代日本の巨大マスコミ支配、情報統制、世論操作の原点を明らかにする。

著者紹介:エドワード・バーネイズ                             
「広報・宣伝(PR)の父」と呼ばれたアメリカ人広報マン。1891年ウィーンで生まれ1995年に没したが、戦争宣伝から商品の売込みまで、ありとあらゆる宣伝活動(プロパガンダ)に従事した。心理学者ジークムント・フロイトの甥であり、多様な心理学的手法を駆使して世論操作、大衆の合意形成を行う。「プロパガンダという技術をプロパガンダする」目的で書かれた本書は、W・リップマン『世論』と並び、PRマン、広告関係者必読のバイブル的な存在となっている。                  

訳者:中田安彦                                    
1976年生まれ。早稲田大学卒業後、大手新聞社勤務を経て、副島国家戦略研究所(SNSI)研究員。著書に『世界を動かす人脈』(講談社現代新書)、『アメリカを支配するパワーエリート解体新書』(PHP研究所)、『ジャパン・ハンドラーズ』(日本文芸社)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

39
巻末に訳者の解説があり、そこを読むだけでも十分だともいえます。著者がフロイトの甥であるという一点が重要です。プロパガンダは、まずは戦争の世論形成に使われましたが、戦後は女性の喫煙率上昇キャンペーンに使われるなど、大衆の無意識のコントロールに効果を発揮します。プロパガンダ(PR)はパブリック・リレーションズ(PR)に名前を変えます。習慣や人生観からはじまり、集団や組織を形成し、思考の型を刷り込みます。社会に存在する姿の見えない統治機構が、ある集団内の人間を動かす動機を操作するのが問題と思うかどうかです。2019/05/18

ロア

15
巨大企業とマスメディアが手を組んで、密かに且つ堂々と行っているプロパガンダは、今はソフトにPRと呼び名を変えた。一定の方向へ思うがままにコントロールされる大衆を高みの見物さぞかし愉快なことでしょう(*´ω`*)2021/08/05

長岡紅蓮

6
広報・宣伝の技術の本質について書かれた書籍。原書自体は1928年に書かれたものであり、技術の本質は不変なのだと驚かされる。特に「第4章 心理学を応用したプロパガンダ」は、情報を仕掛ける側の人たちだけでなく、情報を受け取る側の人たちにも必見の内容。日常の中で自分の意思だと思って行動していることは、実はマス・メディアによる広報・宣伝によって習慣として刷り込まれていたりもする。無知であることは恐ろしい。様々な自分のメディアを持てる現代だからこそ、是非本書の内容を活用して自分の可能性を広げたいと思う。2018/04/07

ぽん教授(非実在系)

3
ジグムント・フロイトの甥でもある著者は当時の心理学を総動員してプロパガンダ・PRを事業とし大成功を収めた(戦争の時も大活躍する)。その実績を引っ提げて大衆向けに「プロパガンダの有用性のプロパガンダ」したものが本書である。理論化が素朴な段階であるので本書の内容も幾分経験的であるものの、今でも通用するような事例が多く載っていて参考になる。アロンソン=プラトカニスによる『プロパガンダ』やチャルディーニ『影響力の武器』のプロトタイプかつ実務家視点の内容であると言えよう。2016/06/01

makkachinn

2
日本のメディア、広告代理店はこの本をマニュアル化して活動しているのではないかと思わせるような衝撃的な内容。 政治、女性団体、学校、芸術による洗脳なども説いている。本書を理解すればその手の活動に振り回された己の過去に疑問を抱くようになるかもしれない。本書は1928年に刊行されたため、ネットについての言及がされていないのが難点だが、基本的なカラクリは大体同じように感じた。2020/07/20

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